倫理研究所の目的

この法人は、倫理の研究ならびに実践・普及により、生活の改善、道義の昂揚、文化の発展を図り、もって民族の繁栄と人類の平和に資することを目的とする。
 これがため、次の信条を掲げ実践の目標とする。

(1) 我等は、喜んで苦難に当たり、進んで己の本分を完くいたします。

(2) 我等は、一宗一派に執せぬ高き信仰と、道義の実践とを、生活の両翼といたします。

(3) 我等は、まず和やかな家庭をつくることを、実行の第一歩といたします。

(4) 我等は、日本文化の本質を明らかにし、世界の文化を摂取して、生活の向上に努めます。

(5) 我等は、人を愛して争わず、世界の平和に貢献いたします。

 この法人は、前条の目的を達成するために、次の事業を行なう。

(1) 純粋倫理ならびに倫理文化の研究

(2) 家庭倫理の普及

(3) 企業倫理の普及

(4) 各種セミナーの開講

(5) 出版物等の刊行ならびにその普及

(6) 書道・短歌等の文化活動

(7) 地球倫理の推進

(8) 教育施設の設置ならびに維持管理

(9) 教育および研究の支援

(10) その他目的を達成するためのに必要な事業

 前項の事業は、日本全国で行うものとする。

家庭倫理の会憲章

家庭倫理の会は、実行によって直ちに正しさが証明できる生活法則である純粋倫理を基底に、和やかな家庭づくりを推進し、共尊共生の精神に則った生き方を目指す人々の輪を拡げて、地域社会の発展と、美しく平和な世界づくりに貢献することを目的とした団体です。

活動指針

  • 純粋倫理の学習と実践の場を提供し、「明朗」「愛和」「喜働」の実践者を育成します。
  • 祖先を敬い、父母の恩愛に感謝し、深く家族を愛する家庭人を育てます。
  • 地域の人々や団体と協力し、地域を良くするための活動をとおして、地域社会の教育力の向上と発展に努めます。
  • 日本の歴史と文化を尊び、日本人としての誇りをもって、アジア、ひいては世界の平和と発展に寄与します。
  • 自然を畏敬・親愛し、「地球人」たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献します。

会員心得

  • 喜んで働き、朗らかに生活します。
  • 家族を慈しみ、和やかな家庭を築きます。
  • 人を愛して争わず、互いの幸福を願います。

令和2年度 倫理研究所 事業方針

国際社会における二大潮流のせめぎ合いが、時代の大変動に拍車をかけている。今後もあらゆる領域で変革・反転が起きていく。新たな歴史の幕開けちなった日本は、少子超高齢社会へ対応し、日進月歩を遂げる先端技術を受容しつつ、国家の基礎固めが強く求められる。
今年度も倫理運動は、引き続き「地球倫理の推進」と「日本創生」を二大スローガンに掲げつつ、「さらなる”新”に挑む」を最終5年目となる基本方針として取り組む。純粋倫理を正しく学んで実践力を養い、同士の輪を拡げて”共同の絆”を培い、各々の人生の充実と国力の強化に資する諸事業を積極的に展開していく。
生涯局は、倫理を正しく学び喜んで実践し、自身と誇りを持って普及に取り組み、健全な家庭づくりを力強く推し進めると共に、各世代を強固なつながりで結び、組織基盤を構築する。また文化活動は、支苑の充実を図り、家族で創作する書道・短歌を展開していく。
法人局は、「2020年―ゆるぎない7万社体制確立」5ヵ年計画の最終年度として達成意識を喚起し、全役職者一丸となって堅実な普及活動による確実な成果を実現する。併せて、講師陣の教育力向上と事務局機能の効率化を推し進める。また、アジア、アメリカ、ブラジルにおける倫理経営者の増大を図る。
教育センターは、「つながる」をテーマとして各種セミナー等を開催し、富士に真向う豊かな自然環境を最大限に活かして、訪れる人々の心身の浄化と、生活実践力の向上を促し、生き甲斐がある人生をサポートする。
研究センターは、専門研究者を中心とした研究体制のもとで、「倫理文化学」の構築を目指して、純粋倫理、日本文化、倫理文化等の研究に専念し、研究成果を確実に発信して、各部門の事業に資する知的資産の拡充に努める。
国際部門は、関係各国との連携を強化し、倫理普及を推進すると共に、近年、設立した海外倫理法人会の人材育成に努め、国情に応じた活動を展開する。
また、純粋倫理をベースとした各種出版物の刊行、メディア及びインターネットを活用した倫理運動の認知度向上を図る広報宣伝、行政機関や他団体との交渉活動を積極的に進め、危機管理体制の強化にも努める。
そのほか砂漠緑化、教育支援、研究助成、「地球倫理推進賞」「しきなみ子供短歌コンクール」等の対外的公益事業も堅実に進めていく。更に2020年9月に迎える倫理運動創始75周年を記念する諸事業の準備に着手する。

令和2年度 生涯局 活動方針

生涯局は、「日本創生」と「地球倫理の推進」の二大スローガンのもと、純粋倫理を正しく学び、喜んで実践し、自身と誇りを持って普及に取り組み”健全な家庭作り”を力強く推し進める。
家庭倫理の会は各種活動・行事の拡充を図り、準家庭倫理の会は目標を設定し、家庭倫理の会設立を目指す。支部は資格を整え結束力を高め、援助を拡充させる。
更に、青年は「ジュニアユース」と「ユース」に分けて活動し、リーダーの育成に努める。子育て世代は、都道府県毎の活動を活性化させ、地域への発信力をさらに高めていく。シニアは地域に密着した活動を充実させ、次世代の範となり、世代間のつながりを強く結ぶ。
文化活動は、指導者を養成し、支苑の充実を図り、家族で創作する書道・短歌を展開していく。
令和2年度は活動の重点を

  1. 倫理を正しく学ぶ
  2. 組織力の拡充をはかる
  3. 世代間のつながりを強く結ぶ

とし、「さらなる”新”に挑み」続ける。

家庭倫理の会スローガン